「虫歯」〜進行状態と治療編〜

さむえ通信 11. お口の取説(トリセツ)「口周りの痛み」でも登場した「虫歯」。その症状は下記の通りです。

初期:
食べている途中で「とろみ」がでる。甘い物(チョコレートなど)を食べている時にしみが出る。

中期:
冷たい液体(ジュース・アイスコーヒー)を飲んだり、 歯ブラシの時、特定の歯に痛みが出る。

末期:
暖かい液体(味噌汁・ホットコーヒー)を飲むと痛みが出る。もしていなくても常に痛い。

「虫歯」を知るためには、「知覚過敏」の時と同じく歯の構造を知らなければいけません。

 

●エナメル質
歯の表面の一番外側部分を「エナメル質」と呼びます。エナメル質の厚さは2~3ミリ程度で、人間の組織の中で一番硬い組織です。エナメル質の97%はハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムで出来ていて、歯にとっての鎧の働きをしています。弱点は酸に溶けやすいという点です。

●象牙質(ぞうげしつ)
エナメル層の内側にあり、歯の大部分を占めています。エナメル質より柔らかい組織で、衝撃でエナメル質が割れてしまうことを防いでいます。

●歯髄(しずい)
神経線維や血管などがある組織のことです。一般的には「歯の神経」と呼ばれ、痛みを感じる部分です。象牙質への水分や栄養補給、細菌感染に対して防御の役割もあります。

 

初期は痛みがほとんどなく、歯に白や茶色の変化が見られます。小さな虫歯は無理に削らず、フッ素塗布や定期チェックで進行を見ながら進行状態に合わせて治療します。

 

虫歯が進行し象牙質に達すると、甘い物や冷たい物でしみたり痛みを感じるようになります。治療では虫歯部分を除去し、樹脂や金属で補います。

 

歯の神経まで細菌が侵入した状態です。温かいもので痛んだり、何もしていなくてもズキズキするのが特徴です。この段階では神経を取り除く治療が必要になります。

 

感染が歯の根の先から骨へ広がり、噛むと痛みが出たり、歯ぐきに違和感を覚えます。治療では感染した神経や細菌を除去しますが、状態によっては抜歯が必要になることもあります。