お口のトリセツ「知覚過敏」

さむえ通信 11. お口のトリセツ「口周りの痛み」でも登場した「知覚過敏」。その症状は次の通り。

初期:冷たい液体(ジュース・アイスコーヒー)を飲むとしみる

中期:歯に歯ブラシが当たると痛みが走る

末期:息をするだけでしみて痛い

 

歯がシミる原因とは?

知覚過敏症状は、歯の内側にあるやわらかい「象牙質」が露出してしまうことで発生します。

象牙質は歯のエナメル質(歯ぐきより上の硬い歯)やセメント質(歯ぐきより下の柔らかい歯)の内側にある組織です。

象牙質には無数の象牙細管が歯の中心に向かって伸びています。

象牙質がむき出しになると、外部からの刺激(冷たい飲みものなど)が象牙細管を通って歯の内側の神経(歯髄)に伝わり、痛みを感じるようになります。

 

知覚過敏症状の原因

❶歯ぐきの後退
歯ぐき(歯肉)の後退が進行するにつれ、歯の根っこの部分であるセメント質が露出してしまうことがあります。セメント質はエナメル質より柔らかく、象牙質がむき出しになりやすい。歯ぐき後退の原因には歯周病や噛み合わせ、不適切な歯磨きがあります。

❷エナメル質の摩耗
エナメル質は歯の外側、表面を覆う硬い組織です。体の中で一番硬い組織ですが、歯ぎしりや食いしばりなどにより上下の歯同士が摩耗することで内側の象牙質が露出してしまうことがあり、これが知覚過敏症状の原因になることがあります。

❸エナメル質の溶解
食べものや飲みものに含まれる酸によって、歯のエナメル質が徐々に溶け出し、内側の象牙質が露出してしまう。専門用語で酸蝕歯(さんしょくし)と呼びます。