お口のトリセツ「歯垢と歯石」

「歯垢」って何?

簡単に言うと細菌のかたまりです。食べかすではありません。

1mgの歯垢にはおよそ300種類、数億~10億個もの細菌が棲みついています。

特に、むし歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、強固に歯の表面へ付着するため、他の菌が付着する手助けをしています。

そのため、歯の表面に付着する白いネバネバした汚れは早めに取り除くことが重要です。

歯垢は唾液で流されたり、歯磨きやフロスで落としたりすることができます。

 

「歯石」って何?

歯石とは、歯垢に唾液中の「リン」や「カルシウム」が結びついて石灰化した硬い細菌のかたまりです。

個人差もありますが、歯についた歯垢は、すぐに唾液の中のミネラル成分を取り込み、2~3日で歯磨きだけでは取り除くことができないくらい硬くなります。

歯石の成分のおよそ8割は、リン酸カルシウムです。

残り2割は、細菌の死骸、炭水化物、タンパク質などで構成されています。

また、長期間歯石が付着していると歯を支える骨(歯槽骨)を溶かす毒素を出す歯周病菌も増加します。

さらに、歯石の中のむし歯菌(ミュータンス菌)が歯を溶かし、歯石が歯に侵食していきます。

そのため、歯科医院で歯石取りをする時、強力な振動でなければ歯石を剥がすことが出来なくなり、痛い思いをすることがあります。

普段の歯ブラシを丁寧にして、歯垢を残さないようにしましょう。

歯垢が歯石になってしまったら、歯科医院で早めに取り除いてもらいましょう。

どんなにしっかり歯磨きをしていても、歯ぐきの溝の奥にも歯石が出来るので、定期的に歯科医院で検査と除石(歯石取り)をおすすめします。